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ユーザーの嗜好は細分化が進み、クルマのインテリア空間に求められる快適性も変化しています。
シート、ドア、天井,フロアなどの内装材をはじめ、アクセント材としてのフィルムや、間接照明にも使用できる光ファイバー、
室内環境を向上させる吸音材やスピーカーカバーなど、クルマという空間を気持ちよく快適なものにするために、
東レの高機能テキスタイルをはじめとする素材が、ユーザーニーズにお応えします。
シートの表皮素材には、上質なスエードを想わせる風合いと手触りで高級感と快適性への要求に最適なウルトラスエード®や、
環境負荷低減を実現する部分植物由来ポリエステル繊維のエコディア®PETが使用できます。
また、シート本体には炭素繊維複合材料を使用することで車重の軽量化に貢献します。
曲面成形が可能なCNTフィルムは、デザインの自由度を広げ、これまでにない快適な空間づくりを可能にします。
金属光沢調フィルム、ピカサス®は、非金属でありながら金属と同等の光沢があり、代替使用によって環境低負荷を実現します。
シート状発砲体トーレペフ®は、軽量、断熱性、緩衝性、非吸水性に優れ、内装材に最適です。
オーディオ用スピーカーカバーを従来のスチール製から、振動減衰性能の高い、熱可塑CFRP素材に置き換え、吸音材としてナノファイバー不織布を使うことで、よりクリアな音響空間をつくることができます。