Lightweight

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軽量で高強度の炭素繊維、加工自由度の高いエンジニアリングプラスチックは、金属に代わる次世代の主力自動車材料です。
xEV車が中心となる社会では、従来にも増して厳しいCO2の削減が課されてきます。
いかに車重を軽量化し、燃費向上とエコを両立させていくかという課題に対応すべく、わたしたちは炭素繊維、
エンジニアリングプラスチックのエキスパートとして、長年培ってきたノウハウを活かしながら、
最適なソリューションをご提供いたします。

炭素繊維の比重は鉄のおよそ1/4、比強度は実に10倍以上です。
車体の大幅な軽量化が可能になります。
現在、炭素繊維複合材料は加工技術も用途に応じて多岐に渡り進化しています。

CARBON FIBER
Specific weight 1/4 for iron, Strength x10 for iron

熱硬化CFRP成形技術のひとつである「RTM成形法」は、成形時間のハイサイクル化を実現するため、多点注入法による高速樹脂含浸成形技術や超高速硬化型成形樹脂技術を使い、大幅な時間短縮を可能にしています。

HI-CYCLE RTM Molding

平滑性とともに、整流効果や高い強度が求められるルーフトップ。
「革新平滑成形技術」は、高い表面品位を可能にすることで、塗装工程の簡略化に貢献します。

Innovative SMOOTH Molding
COMPOSITE Materials

東レは、炭素繊維とエンジニアリングプラスチックを複合した、
さまざまな熱可塑CFRP素材を開発しています。
これらは、鉄やアルミといった金属素材と複合して使用することができます。

東レのPPS樹脂トレリナ®は、優れた耐熱性、寸法安定性、耐薬品性を誇る熱可塑性スーパーエンジニアリングプラスチックです。
耐熱性・耐蝕性が必要なエンジンまわりの冷却モジュールやイグニッションコイル等、従来の金属部品の代替を可能にするとともに、車体の軽量化に大きく貢献します。

ENGINEERING PLASTIC
PPS resin

東レのナイロン樹脂アミラン®は、強靱性、耐熱性、耐油性に優れたエンジニアリングプラスチックです。
例えば、アルミ製のインテークマニホールドをナイロン樹脂に置き換えるだけで、およそ50%の軽量化が可能になります。

NYLON resin
50% Weight reduced
CAE Analysis

東レが独自開発した3次元射出成形CAEシステムの3D TIMON®を使い、
精緻な設計を行うことで、更なる軽量化も実現できます。